bloodsとcrips
ブラッズとクリップスと言えばアメリカの黒人二大ストリートギャングだ。ブラッズは赤、クリップスは青をチームカラーとしている。この二つのカラーギャングの歴史はとても古い。例えばマイケルジャクソンの名曲 「beat it」
この曲のプロモでマイケルの後ろで踊っているダンサー達は実は本物のギャング、当時抗争真只中のクリップスとブラッズである。撮影現場に集まったクリップスとブラッズは小競り合いを始め現場に警察が介入する程の緊張が走ったそうだ。警察から取り直し無しの一回きりの撮影許可がおり、なんとかこのPVをとったそう。よく見ると所々ふりつけを間違えているギャングのメンバーがいる。ワンチャンやからね。
今回はそんな音楽を語る上で欠かせないクリップスとブラッズの期待のラッパーを紹介したい。
まずはブラッズから
カリフォルニアのコンプトンのギャング「 Piru Bloods」出身
ヤングギャングスタことYG。
YG-My Nigga
YGは自身のブランド「4HUNNID」を立ち上げてアパレルでも活躍中。
その中でも注目アイテムはこれ
bomptonキャップ
話題のケンドリックラマーや、最近映画でも話題になったレジェンドN.W.A.の誕生の地。そして自分のフッドであるコンプトンをもじったキャップ。
ブラッズはクリップスの頭文字である「c」の字を認めてない。
だからコンプトン「compton」も「bompton」と表記している。これはブラッズの文化でcrazyをbrazyと言ったり、ブラッズ出身のDJ Quikも、QuickからCをとっている。これを見るだけで対立するクリップスとの垣根は深そう。
ちなみに米ヒップホップ界1の悪、ブラッズの親玉シュグナイトも愛用中。
対してクリップスの期待のラッパーはクレンショー出身の二プシーハッスル
Nipsey Hussle-Question Feat.Snoop dogg
この二プシーハッスルはその容姿から同じクリップスのスヌープドッグそっくりと言われているラッパー。映画「Straight Outta Compton」では、スヌープ役でオファーが来たほどだ。アングラに拘る二プシーは断ったが、そんなエピソードもかっこいい。間違いなく今後西海岸を引っ張っていくであろう逸材だ。
YGに負けず劣らずニプシーもおしゃれでかっこいい。ローラライダーを産んだ町クレンショーにマラソンクロージングhttp://www.themarathonclothing.comというショップを経営している。大体二プシーの着てる服はここの。
この青に黄色字のクレンショースエットは特によく着てる。かっこいい。
海外通販対応可なので買ってみてはどうか?気分だけはギャングスタになれるかもしれない。
そんな対立するブラッズとクリップスだが、こいつに向けての憎悪は同じのようだ。
ファック!ドナルドトランプ!
二人でこんな曲をだしている
YG&Nipsey Hussle-Fuck Donald Tramp
それもそのはず、このドナルドトランプの父親は筋金入りのKKK(白人至上主義)のメンバーだったそうだ。
黒人ギャングであるクリップスとブラッズはkkkの理不尽な差別と対立する組織であるブラックパンサー党から産まれた。
黒人同士でもめている場合ではないってことなのか?
選挙に注目だ。
このブログを書きながら爽のチョコバニラを食べてる。うまし。チョコとバニラが口の中で全然喧嘩しないやん。