NEIGHBORHOOD SOUVENIR-C/C-JKT スカジャン着ようぜ!
スーベニア「souvenir」とは英語で、記念品や土産を意味する。
戦後まもない日本人は敗戦のショックから中々立ち直れず、日々の生活すらやっとの状況だった。商売するにも日本人にはお金がない、なら誰を相手に商売しようか?職人達が出した答えは米兵から金を稼ぐことだった。
米兵が多く駐留していた東京や横浜、横須賀では、日本の伝統工芸品をお土産として買うアメリカ人が多くいた。そこに目を付けた刺繍職人達は、アメリカ人が着ているジャンパーに日本特有のオリエンタルな柄を刺繍をして売ることを考えた。それは瞬く間に米兵の間で話題になり、オリエンタル柄の刺繍以外にも自分の所属していた部隊や基地などのエンブレムをデザインした刺繍を職人に刺繍してもらい土産ジャケットとしたのがスーベニアジャケットである。
そんな米兵相手の土産物として流通していたスーベニアジャケットだが、日本も少しずつ経済復興しはじめると日本のアンテナの高い若者達は、米兵ファッションの真似を始める。
米兵が着ている、あの刺繍ジャンパーはどこに売ってるんだ?横須賀で売られているジャンパーらしいぞ
横須賀で売られてるジャンパー?
これが略され所謂スカジャンと呼ばれるようになる。
スカジャンは経済復興に一役かった日本の職人の技術と知恵の結晶である。まさに洋服でありながら世界に誇る日本の和服といっても過言ではない。
2016年はパリコレでもスカジャンが話題になり、ラグジュアリーブランドがこぞってスカジャンを発表している。
例えばサンローラン
ルイヴィトンそして我らがネイバーフッドのスカジャン(スーベニアジャケット)は高い人気を誇るもはや定番のアイテム
ビッグバンのヨンベが着用したことで話題になったスーベニアジャケット。色使いがヴェルサーチっぽい。
【今日の一曲】
ヒップホップ史上最もキャッチーな曲
OUTKAST -Hey YA!
そして、サンプリングというかほぼ替え歌
こちらはレゲエ
wayne marshall-ganja
ガーンジャー、ガーンジャー♪