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レザーを着て死ね

Ihate you なめられたくない全ての男に送る

表金融 VS 闇金融

これは私がなめられてはいけないという哲学を持つきっかけになった出来事である。

 

私には4つ上の姉がいる。正直どうしようもない、年中頭常夏女である。完全にイカれてる。彼女の行動はいつも私のような凡人の想像を悠々と超えてくる。例えば、一人暮しなのに訪問販売業者から羽毛布団を5つ買ったりする。 

いわく季節ごとに布団を変えるらしい。 

 

それでも1っこ多いわ バカたれ 

 

闇金ウシジマくんの「ホストくん編」にでてくる愛華はまさに私の姉だ。作者の真鍋昌平は我が家に盗聴器でもつけているのだろうか。

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あれは何時だっただろうか。思い出すのも辛いが、私が金融機関に勤めて2年目、25歳の頃だったと記憶している。姉がいつも通り顔面だけが取り柄のヒョウロク玉みたいなホストに騙されてしまったらしく緊急に金が必要になるという事態が起こった。家族に相談すれば済む話なのだが、怒られると思ったのだろう。小金を借りてしまったらしい。

 

電柱に貼られてる

「即融資、担保不要、多重債務者歓迎」みたいなところから。 

 

理由は「ムシャクシャしてたから」というセックスのことしか頭にない中学生みたいな理由だった。 

 

そこで5万円を借りたらしい。私と闇金業者との闘いの日々はそこから始まった。

 

ある日、仕事を終え帰宅すると家に突然電話がかかってきた。 

 

「はい、○○ですが」 

 

「○○さん(姉)います?」 

 

「どちらさんですか?」 

(我が家では姉は起爆剤なので簡単に電話を取り次がないようにしている)

 

宅急便なんですけど、今から商品もっていっていっすか?」 

 

時計を見ると時間は既に深夜の12時、明らかに怪しい 

 

「こんな時間に非常識ですよね、というか嘘やろ?どこの出張所の誰さん?失礼じゃないですか?おたくふざけてんの?あ?」 

 

と勢いよく捲し立てると、応答は無く無言で電話は切れてしまった。 

 

母に怪しい電話があったことを伝える。

 

父の緊急家族会議発令

 

すでに5度目ぐらいの家族会議なので特に緊張感もない。父が姉になにがあったんや?と追求。姉3時間粘るも全てを洗いざらい暴露。怪しい金融屋で5万円かり、すでに15万円返済したが督促が止まらないとのこと。あり得ない金利とってんなと思いながらもどこか人ごとの私。しかし、次の瞬間、そんな私の目を一瞬で覚ますパンチラインが姉の口から放たれた。 

 

「ごめん、あんたの勤め先しゃべっちゃった」

 

あろうことか、姉は闇金業者に俺の情報をぺらぺら喋っていた。

 

 

さっき粋がっちゃったやん俺

 

顔の見えない相手には滅法強い私のストロングポイントが完全に裏目にでた。なんということをしてくれたのだろうこの馬鹿女は。人に迷惑をかけてはいけないと言う当たり前のことを親に教わらなかったのだろうか?ふざけた親がこの世の中にいるものだ。そのふざけた親は私の目の前に座り、どういうわけか哀れみの眼差しで私をみている。

とりあえず今迄培ってきた語彙力で、これでもかと言う程姉を口汚く罵り、明日の決戦に備えて眠りについた。その日、なぜか夢で姉と二人で公園で遊ぶ夢をみた。

憂鬱な気持ちを抱えながらも、次の日会社にいくと、見ていたかのように電話がかかってきた。電話をとった女性にこう告げられる  

 

「○○君あてに、チンピラみたいな人から電話かかってきてるよ」

 

この一言で、案外何事も無く1日は終わるんじゃないか?という淡い期待は脆くも崩れ去った。完全に巻き込まれた形だ。

 

「はい、お電話変わりました」 

 

「おまえよぉ、昨日さんざん粋がってくれたなぁ。」とドスの利いた声。 

 

「なにか用ですか?」 

 

「お前の姉ちゃんが五万借りたんやけど、今もう500万円になってるんやわ、お前が返せや」 

 

ここは債権管理部にも関わらず、金を取り立てられているのは相手ではなく私である。  ミイラ取りがミイラになるとはこのことなのだろうか?極限の状況にも関わらずそんなことを考えていると

 

「きいとんのか糞ガキ!!若いもんいかすぞゴルァ!!」

 

闇金が怒声を上げる。だが、私も駆け出しとは言え金融屋の意地を見せ反論 してみせた。

 

「いや保証人じゃないんで、それにどんな計算したら500万になるんですか?弁護士通して改めて連絡するので、おたくの連絡先教えて下さい」

 

「つべこべ言わんと払わんかい!!」 

 

「納得できないものは払いません!」 

 

と言い切り電話を切る。劣悪債務者達と闘ってきた経験なのだろうか。 いや、隣りに新入社員の研修生がいるのでかっこわるいことは見せられないというチンケなプライドだ。足は震えている。こちらの情報は知られているが相手が誰なのかすら分からない。はっきり言って絶望的な状況。とりあえず上司に報告?いや内容が内容なだけに周りにも相談し辛い。でも、これで奴らが手を引くとは思えない。どうしよう・・・必死に頭を悩ませていると、後ろから肩を叩かれた

振り返ると女性の先輩だった。

その先輩は心配そうな顔をしながらこう言った

 

「○○君あてに、300枚ぐらいFAXがきてるんだけど、大丈夫?」

 

それは顔の見えない女性のヌード写真(恐らく姉だと思わせたい)を添えたこんな文章だった

   

ファックスの内容(原文まま) 

 

○○○ ○○ (私の名前) 

 

タダチニ金支払エ 500萬円支払エバ  モウ何モシナイ   

 

支払ワナケレバ家族トモドモ知ラナイアル                  

 

中国債権回収殺人部隊 

 

 

 

うーん、アルって。漫画か。緊急事態やけど笑う。緊急事態やからこそ笑う。ひとしきり笑ってすぐに現実に戻る。いや笑ってる場合じゃない。そんな束の間の安息を青龍刀でぶった切るように、また電話がなる。 

 

女性社員 

「○○君、チンピラが金払えいうて大騒ぎしてるよ・・・」 

 

「あっ・・・ちょっとまずいことになってまして・・・電話変わります」 

 

「おぉ、ガキ。FAXきたか?中国人債権譲渡したからのぉ、お前、払わんとどうなるかしらんからのぉ?」 

 

「いや、嘘つかんといてもらえますか?あれ中国人ちゃうでしょ。なんなんですか、あの文。絶対払いませんからね」 

 

「嘘ちゃうわゴラ!!なめてんのかお前。お前ほんまに中国人の恐ろしさしらんやろ、おちょくっとったらしらんぞコラ!!お前ことの重大さわかってないらしいなダボが。中国人にお前が調子のっとること報告しとくからのぉ!!」 

 

と怒り狂い、勢いよく電話を切られた。 

 

威勢よく言ったものの、解決策は無い。私が何をしたと言うのだろう。世の中自分のしたことがまわりまわってくるんだよという祖母の教えを少々打算的ではあるが守ってきたではないか。こんな時のために老人に席を譲ったり、ハンカチを落とした人には「これ落としましたよ」とか常日頃から偽善をばらまいてきたはずだ。なぜこんなことになる。だが、今更祖母を恨んでも仕方ない。どうしようか、とりあえず部長に相談するか、とあれこれ考えていると。また女性社員が怪訝な顔で話しかけてくる。 

 

 

「○○君あてにまた変なファックス100枚ぐらい着てるよ、これ中国語とちゃうん?大丈夫?」

 

 

 

以下原文 

 

  欢迎光临。我想买件衬衫。 

 怎么样? 

 太痩了。 

  M尺码的有同样颜色的吗? 

  我去找找看。 

 

 中国債権回収殺人部隊

 

 

これは怖い。普通だったら恐怖を感じて即刻払ってしまいそうだ。だが、一応私、大学で4年間中国語をやってきまして、うん。全然出来なかったし、嫌いやったけど初めて役にたったわ、多分なんかの教科書そのまま抜粋してきたんやろ。 

 

 

この服きついから、同じ色のMサイズだしてくれって訳やったわ

 

 

その後も、ピザ寿司を頼んでもないのに、家に送りつけられたり、近所の人達にまで電話してこられたり、地獄の様な日々はしばらく続いたが、なんとか撃退することに成功。今では笑い話になったぐらいだ。以前として姉からは誰かに追われてるのか月に一度は呑気な絵文字とともにメールアドレスの変更の知らせが来るのが気がかりだが・・・。

 

絶対に皆さんも金に困っても闇金業者に手を出してはいけない、そして保証人にならないようにしよう。

 

今回は自分のヤミ金被害の体験談を書いてみた。もし仮に、今困っている人がいても絶対に負けてはいけない。あいつらは人の弱みにつけこむヒルみたいな奴らだ。

なめられたら終わりだ。

 

毅然とした対応と周りの理解があれば大丈夫

 

ただ、めんどくさいことになるので絶対に電柱にのってる080金融には金を借りないように!

 

 

サラ金・ヤミ金大爆発―亡国の高利貸

サラ金・ヤミ金大爆発―亡国の高利貸

 

 

 

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